【ざっくりライブレポ】The Cinematic Orchestra@人見記念講堂
4月19日、The Cinematic Orchestraの単独公演を観た。
単独公演は11年ぶりだそう。その頃はまだ存在を知らなかった。
記憶のうちでは聴き始めたのは大学2年生くらいの頃か。当時異常なほどポストロックな音楽を聴き漁っていた時期でその時に知った一つ。(Cinematic Orchestraはポストロックには分類されないみたいだけど)ちょうどその頃にリリースされたNecrologyという曲があって、メール登録すると音源あげるよみたいなのがあったから登録して、音源もらって何度も聴いていた。
https://twitter.com/key_crew/status/570623500597112832?s=12
過去のツイートを見たらこんな時があったらしい。笑
今みたいにサブスクで簡単に音楽が聴けなかったので、上京して渋谷のTSUTAYAに感動してCDレンタルしまくってた時期だ。
Cinematic Orchestraの魅力はジャズ×エレクトロニカな要素と、耽美的で名の通り映画の作中やエンディングに流れてきそうな音楽っていうところにあると思っていて、
代表曲のTo Build a Homeなんかは、シガーロスのHoppipolla級の名曲だと思っている。
The Cinematic Orchestra - To Build a Home
ちなみに日本でも酎ハイのCMに使われていたりもする。
【 大沢たかおCM】キリン本搾り「沁みわたれ 水面」篇「草地」篇
話は逸れたので当日の話に戻る。
会場は世田谷の人見記念講堂。
ここ、昭和女子大学の中にあるコンサートホールなので、普段は警備員に止められるであろう女子大学の中に潜入できるのである!!(だからなんなんだと言う話ではある。)
とても立派なホールでした。
普段からぼったくられる自販機も、大学構内の激安価格だった。
記念にと、バンド名のアルファベットだけが書かれたTシャツとトートバッグを購入し、ホールの中へ。最速先行でチケットを買った甲斐があり、前から5列目の中央付近だった。
オープニングアクトは原摩利彦さん。
薄暗い会場に顔も見えない程度の薄っすらとした照明が当てられ、用意されたPC台とピアノの前で演奏スタート。
風の音や鳥のさえずり、森の中を歩いていくような足音、雑踏音などの環境音を織り交ぜながら、温かみのある優しいピアノが鳴る。
ヒーリングミュージックのような心地よさがあった。リラックスしてずっと聴ける、良い意味でそのまま眠ってしまいたいような音楽だった。
続いて真打、Cinematic Orchestra。
1曲目は最新作からインスト曲Lessons。
ドラムのビートが独特の高揚感を生んでいてアルバムの中でも好きな曲。この一曲目の時点で既に感じていたけれど、このバンド、ドラムをめちゃくちゃ見てしまう。なんか、目立つのだ。
2曲目に、代表曲の一つ、Man With The Movie Camera。
強烈なサックスソロとドラムソロが繰り広げられ身体中がザワザワした。今思えばこれがベストアクトかも。
その後はゲストボーカルを迎えての曲が続く。歌も、歌というより声がもう一つの楽器的な役割を果たしているようなイメージ。ゲストボーカル全員めちゃくちゃ良い声だった…
さすがにMoses Sumneyは来なかったけれど。
本編ラストは最新作の中で個人的に1番好きなA Promiseだった。
10分強あるこの曲の真骨頂は6分半くらいを過ぎてからドラムがハイハットを刻み始めて8分過ぎからの音数が増えていくところの展開にあると思っていて、その部分がしっかりフィーチャーされていて良かった。
ただ、beatink主催のアルバム最速視聴会に当選して、映画館の最新音響機器で初めてこの曲を聴いた時の衝撃には勝てなかったかもしれない。それでも十分凄かったけれど。
1時間足らずで本編が終了。
アンコールはこれまた名曲のAll That You Give。
どっしりと、最後の余韻を楽しむことができた。
あっという間だったけれど素晴らしい時間だった。
この先、見に行くライブの予定はないけれど、フジロックになんとかして行きたいなと思っている。なんとかして。。
【ざっくりライブレポ】John Mayer@日本武道館
4/10、ジョン・メイヤー来日公演初日に行ってきた。
武道館に行くのは昨年秋のThe Killers以来半年振りくらい。
ちなみにその時は音楽大好きな弊社社長と行ったのだが、
今回も社長に誘われる形で行くことになった。
というのも、実は僕はあんまりジョン・メイヤーのことを知らなかった。
みんな大好きRHCPのジョン・フルシアンテと(ぶっちゃけいまだにあんまりよくわかっていない)デレク・トラックスと並ぶ現代3大ギタリストという知識はぼんやりと持っていて
「ギターが上手いシンガーソングライター」というイメージだった。
ライブまでに代表曲くらいは抑えておこうと予習はそれなりにした。
会場に向かう車の中で「Bigger Than My Body」が好きですと社長に伝えると「その曲は多分やらないよ」と言われた。
到着。雨の中たくさんの人が会場へ向かっていた。
会場は平日でもほとんど満席。客層的には30代以上、男女は半々くらいか。
大人びて落ち着いた人が多い印象だった。
19時、暗転。
ここで驚いたことが一つ。
オープニングSEがない。
真っ暗な会場で観客の歓声と拍手だけが響く光景にゾクゾクした。
ぼんやりとジョン・メイヤーの姿が見えると歓声がさらに大きくなる。
一曲目は、2年前にリリースされたアルバムの曲「Helpless」
このアルバムはよく聴いていた。
ライブを通して感じたのは、とにかくギターの音の抜けが抜群に良くて
なんて気持ち良い音なんだ・・・ということ。
そしてその最高の音でとにかく弾いて弾いて弾きまくるギターソロ。
音源で聴いてたやつと全然ちがう。長え。アレンジが冴えまくってる。
この圧倒的なギタープレイは特にため息が出てしまい、時に上手すぎて笑ってしまい、
時にエモーショナル過ぎて涙が出た。
こんなにギター弾けたら死ぬほど楽しいだろうなーと隣でご満悦そうな社長とちょいちょいそんな話をした。
あと、ギターの話ばっかりになるけれど、歌もめちゃくちゃ上手い。
この声のおかげで曲の爽やかさが引き立ってるなと思った。
ライブは2部構成で1部では聴きたっかった「No Such Thing」や「Still Feel Like Your Man」が聴けた。
休憩を挟んで2部はアコースティック編成で始まり、名曲「Daughters」をやってくれた。
2部が始まって30分くらい経ったころ、MCで急にジョン・メイヤーが何となく興奮しながら色々と話始めた。英語があんまりわからないんだけど「ビッグゲスト」が来るというニュアンスだけ何となくわかった。
で、大事な誰を呼び込んだのか聞き取れず、ゲストが登場。
ものすごい歓声が起こる。僕はしばらく誰かわからず。
ゲストがモニターに映し出される。
・・・エド・シーランじゃねえか!!!!!
めちゃくちゃびっくりした。エド・シーラン出てきた。
すげえ、ここは日本だぞ。
2人がギターを持ってスペシャルセッションが始まった。
一曲目は「Belief」
エド・シーランがハモってる〜!!!
と、これだけでスペシャルなんですが、
まさかの二曲目にエド・シーランの代表曲
「Thinking Out Loud」を歌い出した!!
またも大歓声が起こる武道館、そりゃそうだ。
この人、前日に東京ドームで5万人の前でやってんだもんな。
そんなスーパーアンセムにジョン・メイヤーがギターを乗せるという奇跡のような光景を見れた。
これだけでも大満足でした。
アンコールラストは「Gravity」
ここまで何度もグッとくるシーンはあったけど
この曲の長い長いギターソロがあまりに芸術的で、エモーショナルで
最後にこちらに向かって右手を挙げた瞬間に気づいたら泣いていた。
良いものを見れた。グッズ、めちゃくちゃダサかったけどTシャツ買っちゃった。。。
セットリスト
John Mayer Tokyo Live 2019/4/10 @日本武道館
ほぼフルの動画が上がってた・・・エドは49分あたりで登場。
社長、ありがとう・・・
「ざっくり食レポ】焼肉ヒロミヤ@曙橋
先日、念願だった曙橋の焼肉屋「ヒロミヤ 」に行ってきました。
ここ、真っ当に予約して行こうとすると1年先まで予約が埋まっている鬼人気の店なんですが、
ツイッターでキャンセル枠が出て、そこをめがけて予約すると滑り込めたりするんです。
が、このキャンセル枠もものの5分足らずで確実に埋まるため、正直かなり運ゲーな要素があります。
いつも即埋まるキャンセル枠ツイートを眺めていたんですが、2月にたまたまキャンセルツイートした瞬間を目撃し、すかさず電話を入れたら予約できました。(ツイッター廃人で良かった~)
今回は3号店の方に行ったんですが、
本店と同様、曙橋駅から徒歩数分の場所にあります。
外観はこんな感じ。
ガムテープで文字作ってる???
(薄っすら前のお店の名前が透けているような…)
しかし、こういう感じの外観で美味しい店はいっぱいあるので不安にはならない!!
今回予約した1階席は5人から2時間貸切にできるので5人で行ってきました。
メニューは6000円の飲み放題付きのコースのみ。
スタートの厚切り牛タンから締めの冷麺までどれも最高でした…
特にサーロインが美味かった…
以下、エロい肉の写真を載せるよ!!!
あと、飲み放題は客が勝手に置いてあるものを好きに飲んで良いというシステムで
ビールサーバーからビール注いだり、冷蔵庫から日本酒取り出したりとやりたい放題なのもパーティー感があって楽しい…
(しかもけっこうレアで美味しい日本酒が置いてある)
ご飯もセルフ!!🍚
というわけでとても6000円とは思えないコスパ抜群の素晴らしい焼肉屋でした。
次に予約できるのはこんなに先なので
狙うならキャンセル枠です!!
フジロック2019【注目アーティスト15選】
2月8日金曜日、毎年恒例となった渋谷MODI大型スクリーンでの
FUJI ROCK FESTIVAL '19 第一弾アーティストの発表がありました。
会社のトイレに籠城し、Twitterで中継されているモニター画面を眺めながら、10:45、その瞬間を今か今かと待っていました。
そして発表された第一弾アーティスト、のべ34組!!
ヘッドライナー3組に加えてセカンドヘッドライナーが5組!
サマソニが毎日ヘッドライナーを細かく発表していくスタイルとは対称的にドドン!と発表するフジロックさんのスタイル、好きです。
昨年、Kendrick LamarとN.E.R.Dにボブディランという近年稀に見るかなり攻めたチョイスで話題になりましたが、
今年は過去ヘッドライナーも務めているTHE CHEMICAL BROTHERSとTHE CUREというフジロックとの相性もバッチリな2組。
金曜日にキュアーがヘッドライナーになれば
「Friday I'm In Love」が最高だよな〜みたいな妄想が広がります。
そして、初来日でいきなりヘッドライナーSIA。
SIAの来日を待ち望んでいた人も多いんじゃないでしょうか。
みんな苗場で「シャンデリヒィ〜〜」って言いたいですよね、わかります。
Sia - Chandelier (Official Music Video)
さらにセカンドヘッドライナーは、
昨年もアルバムをリリースしたDEATH CAB FOR CUTIE。
(2012年にサマーソニックで初めて観た興奮はまだ鮮明に覚えています。)
年始早々アルバムリリースのJAMES BLAKE。
これまた楽しみですね。
さらに日本でも人気の高いJASON MRAZや、
EDMの売れっ子MARTIN GARRIX
そして、昨年サスペリアのサントラをリリースした
トム・ヨークまで来てしまうという盤石っぷり。強力過ぎる。。。
この他にも昨年リリースされたアルバムが音楽誌でも絶賛された
JANELLE MONAEやMITSKIなど旬なアーティストもしっかり招聘してくるあたり流石です・・・!
このラインナップでも十分今年(も)すげー!となってしまうところですが
個人的にはそれ以下のラインナップにかなりテンションがあがってます!
というわけで今回はあえてヘッドライナーとセカンドヘッドライナーではなく
それ以外の個人的注目アーティストを紹介したいと思います。
1. ALVVAYS
カナダ・トロント出身の5人組ドリームポップ・インディーポップバンド。
甘酸っぱくてファジーなギターサウンドが印象的。ボーカルのモリーの声は透明感があって爽やか。夏の苗場との相性は間違いないと思ってます。朝のグリーンかホワイトがいいな・・・。
昨年の来日公演が平日開催で行けなかったのでどうしても観たい!
おすすめソング①:Archie, Marry Me
Alvvays - Archie, Marry Me (Official Video)
これを夏に聴けたら泣く・・・
おすすめソング②:In Undertow
Alvvays - In Undertow [Official Video]
2017年リリースの2ndからの一曲。このアルバムは何度も聴いた。
2. AMERICAN FOOTBALL
もうこれです。この文字見た時が一番変な声出ました。
マイク・キンセラ率いる90's USエモの伝説的バンド、AMERICAN FOOTBALL。
90年代に1枚のEPと1枚のフルアルバムを作り、ろくにライブ活動もせず解散してしまい、解散してからめちゃくちゃ評価されたために伝説と言われきましたが、2014年に奇跡の再結成を果たし、2016年には17年ぶりとなる2ndアルバムを発売。そして今年には3rdアルバムの発売も予定しています。
変則チューニング&開放弦を多用したクリーントーンのギターの音色が特徴的で、美しいメロディーに感情が揺さぶられます。エモを語る上でこのバンドは外せません!!
一番観たいのはやっぱりアメフトかもしれない。
おすすめソング①:Never Meant
American Football - Never Meant [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
やっぱりまずはこれから。最高。
おすすめソング②:Uncomfortably Numb (ft. Hayley Williams)
American Football - Uncomfortably Numb (ft. Hayley Williams) [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
今年リリースの3rdアルバムからの一曲。すげえ良かった・・・
3. ANNE-MARIE
なぜか、先ほど載せたラインナップ一覧に入っていないアン・マリー。
イギリス出身の27歳。実のところ名前で認識していなかったんですが、曲は有名なのだらけでした。「あ、これもそうだったのか」みたいな。
テイラー・スウィフトとかカーリー・レイ・ジェプセンとか、Clean Banditとか、Dua Lipaとかこの辺り好きな人がハマるやつですね。
旬なアーティストだと思うので観ておいて損はない気がします!(裏で観たいのが被ってなければ観てみたい!)
おすすめソング①:2002
Anne-Marie - 2002 [Official Video]
めっちゃ聴いたことあったわ。
おすすめソング②:FRIENDS
Marshmello & Anne-Marie - FRIENDS (Music Video) *OFFICIAL FRIENDZONE ANTHEM*
Marshmelloってめっちゃコラボしてるよね。
4. CAKE
1991年、米カリフォルニアで結成されたオルタナティブ・ロックバンド。
枯れたギターサウンドにグルーヴィーな演奏が渋くてカッコ良い。同じUSオルタナのデスキャブとは違った魅力がありますね。
僕は数曲しか知らない程度だったんですが、日本での知名度はどんなもんなんすかね。
おすすめソング①:The Distance
この曲はラップ調な代表曲。
おすすめソング②:I Will Survive
アウトロのぺぺぺぺギターソロが、良い。笑
5. CHON
カリフォルニアのイケイケインストマスロックバンドです。
マスロックというジャンルはいわゆる「テクニック重視」な音楽なので、一歩間違うとめちゃくちゃキモい・変態的な音楽(これはこれで最大級の褒め言葉)になりがちなんですが、そこはさすが西海岸、爽やかに仕上がってます。笑
CHONみたいなインストは日本人受けしやすいと思ってます。
おすすめソング①:Splash
CHON - Splash (Official Music Video)
いやでもやっぱ変態だよな・・・。
おすすめソング②:Waterslide
CHON - Waterslide (Official Music Video)
スマブラ対戦画面から始まるMV。
6. DANIEL CAESAR
カナダのR&Bシンガー。まだ23歳だった。(嘘だろ・・・)
ドレイクやThe Weekndなどカナダには世界的なR&Bシンガーがたくさんいますが、ダニエル・シーザーも間違いなく今後さらにビッグになるだろうなー。
今年のグラミー賞で最優秀R&Bパフォーマンス賞も受賞しました。これはライブ必見ですよ!!
おすすめソング①:Get You ft. Kali Uchis
Daniel Caesar - Get You ft. Kali Uchis [Official Video]
クール・・・!
おすすめソング②:Best Part(feat. H.E.R)
Daniel Caesar - Best Part (feat. H.E.R.)
本当にクール・・・!!!(シンプルな構成の曲なのにめちゃくちゃ沁みる)
7. KAYTRANDA
ハイチ共和国出身・カナダ育ちのDJ/プロデューサー。
2016年にリリースしたデビュー・アルバム『99.9%』が世界的にも評価されて、初来日のリキッドルーム公演もソールドアウトしてます。やるなら深夜っぽいよな〜。寝れないな〜。
おすすめソング①:GLOWED UP (feat. Anderson .Paak)
KAYTRANADA - GLOWED UP (feat. Anderson .Paak)
アンダーソン・パークをゲストに迎えた曲。
おすすめソング②:YOU'RE THE ONE (feat. SYD)
KAYTRANADA - YOU'RE THE ONE (feat. SYD)
踊りましょう。
8. KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD
オーストラリアの7人組。ついにこのバンドが観られるチャンス!!
人数多い、やたらアルバム出す(結成9年目にしてすでに13枚 笑)、音楽のジャンルは、サイケであり、ガレージであり、プログレであり、アルバムによってはちょっとインダストリアルな要素もあり・・・
Wikipediaによるとボーカルスティー・マッケンジーはギター、フルート、キーボード、メロトロン、ベース、シタール、ズルナ、クラリネット、サクソフォーンが演奏できるらしい。何でもアリかよ!!(ズルナって何?!)
同じオーストラリア出身のサイケデリックバンドにTame Impalaがいますが、アングラ界のTame Impalaですよ。苗場でぶっ飛びましょう。
おすすめソング①:Robot Stop
King Gizzard & The Lizard Wizard - Robot Stop (Official Video)
2年ちょっと前?にこの曲でこのバンド知ったんですが、一時期ハマりすぎてこの曲ばっかり聴いていた危険な時期がありました。笑
おすすめソング②:People-Vultures
King Gizzard & The Lizard Wizard - People-Vultures (Official Video)
PVもマジでイかれている。笑っちゃう。
9. THE LUMINEERS
アメリカのフォークロックバンド。ルミニアーズみたいなアコースティックなバンドはフジロックのような大自然の中で開催されるフェスとは相性が良いですよね。
2014年にフジロックに登場した際には初日のグリーンステージ、二日目のフィールド・オブ・ヘヴンと2回も登場し、観客の中に入って演奏するパフォーマンスで大盛りだっだそうなので、是非とも生で体験したいところ!
おすすめソング①:Ho Hey
The Lumineers - Ho Hey (Official Video)
全米では70週連続チャートインした代表曲。
おすすめソング②:Ophelia
The Lumineers - Ophelia (Official Video)
2ndアルバムから。このMVは1億再生超えてます。
10. MITSKI
2016年リリースの『Puberty 2』が音楽メディアで大絶賛され、昨年、『Be the Cowboy』で完全に世界的アーティストになったニューヨークを拠点に活動する日系SSW。『Be the Cowboy』の北米ツアー23会場は全てソールドアウト。昨日、一昨日と東京・大阪で来日公演も行い、こちらもソールドアウトしています。Superorganismもそうですが、日本人・日系アーティストが世界的に売れてるのって嬉しいですよね。
エモーショナルな歌声が好きです。観たいなー。
おすすめソング①:Your Best American Girl
Mitski - Your Best American Girl (Official Video)
まずはこれですかね〜。初めて聴いた時ゾワっとしました。
おすすめソング②:Nobody
Mitski - Nobody (Official Video)
昨年のアルバムからの一曲。
11. SHAME
昨年別の記事でもランキング内で紹介したサウスロンドンの5人組ポストパンクバンド。おっさんっぽい声なんですけどまだみんな20代前半です。ライブはめちゃくちゃエネルギッシュなのでレッドマーキーあたりでモッシュしながら観たいやつです。
おすすめソング①:One Rizla
Shame - One Rizla (Official Video)
このPVはわりと爽やか?だけどライブはかなりバチバチしてます。
おすすめソング②:Concrete
Shame - Concrete (Official Video)
タイトな演奏と低いボーカルとシャウトがいいっすね。
12. STELLA DONNELLY
オーストラリアの女性SSW。爽やかでキュート。天気の良い昼下がりにまったり聴きたいです。昨年注目されたSnail Mailとか、Fazerdazeとか好きならステラドネリーもきっと好きだと思います。顔も可愛いんですよね・・・。
おすすめソング①:Lunch
癒し系。MVはホームビデオみたいな仕上がりです。
Stella Donnelly - Mechanical Bull (Official Video)
ギター1本の曲ですがカッコいいです。
13. TORO Y MOI
米サウスキャロライナ州出身、カリフォルニアを拠点に活躍する、アフリカ系の父とアジア系の母を持つチャズ・ベアーによるプロジェクト。
ロックやファンクが好きな層にもクラブ好きの層にもウケるお洒落なサウンドが特徴です。僕もとても好きです。今年出た新譜がまたカッコ良くてフジロックのパフォーマンスが今から楽しみですね・・・!
おすすめソング①:New Beat
初期の曲ですがこれくらいの時からハマりました。
おすすめソング②:Freelance
Toro y Moi - "Freelance" (Official Music Video)
新譜からの一曲ですが曲もMVもカッコいい・・・・!!!
14. UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA
Dinosaur Jr. やBon Iverと同レーベルのJagjaguwarに所属するサイケデリック・ポップ・バンド。このあと載せるMVを観てもあんまりわからないんですけどライブだとボーカルのルーバン・ニールソンががっつりカッコイイギター弾いてグルーヴィーな演奏をするのでそこに注目です!
おすすめソング①:Multi-Love
Unknown Mortal Orchestra - "Multi-Love" (Official Video)
こういう映像演出とディープに効かせたコーラスエフェクトはまさにサイケ。
おすすめソング②:Hunnybee
Unknown Mortal Orchestra - Hunnybee (Official Video)
昨年のアルバムから。娘さんに捧げた曲だそう。
15. YAEJI
韓国人の両親のもとニューヨークで生まれ育った女性アーティスト。
韓国語と英語を織り交ぜた歌詞は不思議な耳ごごちの良さがあり、ミニマルなサウンドとあいまってジワジワと高揚感が出てきます。ゴリゴリのダンスミュージックだと疲れる深夜の時間帯にちょうど良い塩梅で踊れそうな感じがしたので、深夜帯に出てきてほしいなぁ。
この曲がリリースされた時ちょっとバズってましたね。
Yaeji - One More (Official Video)
この曲も韓国語の響きが面白いです。(バ行、パ行の響きなのかな?)
オマケ. RED HOT CHILLI PIPERS
僕も、『え?!レッチリって出た?!嘘でしょ?!?!』とパニックになりました。
サマソニでヘッドライナーだとフジロックではこの程度の扱いになるのかひぇ〜(笑)と思いながら改めて中継映像を見直すと、
ペッ・・・??パ・・・???
PIPERS
パイパーズ。
これはわからないよ・・・フジロックさん確信犯でしょ。
聴いてみたら、アルコール入れて観たら絶対楽しいやつでした。
Red Hot Chilli Pipers - We Will Rock You & Eye of the Tiger
名曲をバクパイプでカバーするスタイルなので、大ヒットメドレー連発で大盛り上がり間違いなしのやつです。時間的に観たいのと被ってなかったら観に行ってワイワイしたいですね。こういうブッキングも粋だと思います。
以上、15アーティストの紹介でした。
第一弾でこれだけ観たいのが多いのでこの先が逆に心配になりますが、引続き発表される追加アーティストを楽しみに待ちましょう!
(追加アーティストがまた良さそうだったら記事にするかも。)
チケット、いつ買うかめちゃくちゃ悩んでます。
宿とかテントとかどうしたらいいの!!
散々書いておきながらフジロック初心者なので誰か教えて!!
それではまた!
【ざっくりレビュー】サンガツ
色んな音楽を聴いているつもりだけど、まだまだ知らないものも多い。
明日渋谷のWWWで5年ぶりに東京でワンマンライブを行う『サンガツ』というバンドのことを僕は全然知らなかった。
なんjまとめブログばっかり読んでいるせいでサンガツと聞くと『はえ~サンガツ』という言葉しか浮かばない自分はもうすっかりなんjに毒されていると思う。なんだよサンキューガッツって。
1997年に東京で結成。もう20年超えのプレイヤーだった。
そしてデビュー作がいきなりジムオルークプロデュース。
この『Five Days』という代表曲をはじめ、10分を超えるような曲も多い。
Sangatsu - 【SANGATSU】- Five Days (Produced by Jim O'rourke)
インストバンドって、決して本人達はそんなつもりなくても、なんとなく演奏能力の高さを誇示してしまうものだと思うんですけど、このバンドからはその感じが全くしないんですよね。過度な転調やテクニックで魅せるというよりは、シンプルに楽器の『音』の重なりそのものを楽しめるバンドかなと思いました。良い意味で聴き流せるというか。
サンガツ - NO MUSIC NO / Sangatsu × Rhizomatiks at TPAM in Yokohama
Perfumeのライブやリオ五輪閉会式の映像演出でもおなじみのRhizomatiksともコラボしてますね。
こういう音楽ってどうやって曲ができていくんですかね。
イントロ、Aメロ、Bメロからのサビみたいな展開がない20くらいの曲とかって、いま自分がどこを演奏しているのかわからなくなりそう。笑
明日のライブは4ドラム+2ギター+1ベースの編成らしい。WWWのあのステージにドラムが4つも乗ってるとこ見たことないのでそれだけでもライブが気になります。
【2018年】年間ベストアルバム50 (邦楽編)
前回の【2018年】年間ベストアルバム50(洋楽編)に続き、今回は年間ベストアルバム(邦楽編)です。
個人ルールとしてApple Musicに登録のあるアルバムのみでの評価なので、宇多田ヒカルとか星野源あたりが入りません。(入れたら絶対順位変わる)
それと、レビューが全然上手くできないことが前回の記事を書きながらわかったので、今回もコメントはざっくりしてます。すいません笑
では、今回も50位からカウントダウン形式で発表です。
50. No Buses「Boring Thing」
東京を中心に活動する4人組インディーロック・バンドのデビューEP。
Ticという先行曲を最初にYouTubeで観た時はなぜかわからないけど
タイ(とかアジア系)のロックバンドか何かだと勘違いしていた。
バンド名の由来はArctic Monkeysの楽曲から。Girlという曲はThe Strokesっぽい。
No Buses - Girl (Official Video)
Ticという曲を聴いた時はDarwin Deezに音も歌声も似てるなぁと思った。
No Buses - Tic (Official Video)
darwin deez - radar detector (official video)
49. Poraris「天体」
オオヤユウスケと柏原譲(Fishmans/So many tears)による2人組ロック・バンド。
これまでの作品と比べても決して新しいことをやっているわけではないんだけど
これまでのPorarisが好きなので今回も安定して素敵な曲が増えたなという印象。
Polaris | グラデーション (Official Music Video)
48. 集団行動「充分未来」
ex相対性理論の真部脩一率いる4人組ポップ・バンドの2nd。
ジャケの宗教チックなテイストは全然感じられない(良い意味で)めちゃくちゃ聴きやすいポップス。
一曲目の「会って話そう」では’’会って話したくない’’真部さんの囁くようなコーラスが聴けます。
集団行動 / 「充分未来」Music Video Track(充分未来~オシャカ~会って話そう~モンド)
47. ベランダ「Anywhere You Like」
京都出身の男女混合インディーロックバンド。今作が初の全国流通盤。
美しいアルペジオと、癖のない真っ直ぐでのびやかな歌声が良いですね。
今年のベストアルバムを選出していたら気づいたんですが、京都のアーティストが多いです。
このあとまだまだいっぱいランクインします。
46. Perfume「Future Pop」
Perfume6枚目のオリジナルアルバム。
流行りに敏感な中田ヤスタカ氏がいち早く取り入れたフューチャーベースという
新しい音楽ジャンルにポップスの要素を取り入れたその名も「Future Pop」(そのまんま)
ドラマの主題歌になったTOKYO GIRLとか、ちはやふる(映画)の主題歌の無限未来など、今回のアルバムのシングルカットの曲はだいぶ大人っぽさが目立つ。
先行配信されたLet Me Knowもしっとり’’聴かせる曲’’という印象。
メンバーはいよいよ30代になり、アイドルという目線で見ると自分も含めファンは色々と心配になったりするものですが、
あるインタビューで「いや~、歳重ねるってマジ楽しくって!「大人って超楽しい!」と思ってて。だから、30歳の扉をバーンって開けたいです。」
と答えたあ~ちゃんの発言で救われた人もたくさんいるはず。
俺はなぜPerfumeの年越しライブに行けないのか!!!
話を戻しますが、僕はなんやかんや可愛い曲好きなのでベストトラックは「宝石の雨」で!歯、磨こうぜ!
[Official Music Video] Perfume 「Future Pop」
45. Chelmico「POWER」
見た目も曲も可愛いけど、滑らかなフロウはバシッと決めててカッコ良いです。
44. 揺らぎ「Still Dreaming, Still Deafening」
滋賀出身の4人組、初の全国流通盤。まだメンバーも19、20歳くらいらしい。
ウィスパーボイスと轟音サウンドというシューゲイザー、ドリープポップの伝統芸能的な楽曲が並びます。
Slowdiveとか、初期のきのこ帝国好きにオススメ。
揺らぎ - Unreachable (Official Music Video)
43. uri gagarn「For」
rup_inouでMCを担当しているcpこと威文橋がボーカルを務める3ピースオルタナティブロックバンド。
実はイノウよりもこっちの方が結成が早いらしい。知らなかった。
音数が最小限で、地を這うような静けさが続く中、時折現れるザラっとした音の歪みとシャウトにヒリヒリする。
42. 小袋成彬「Selfish」
宇多田ヒカルのプロデュースで今年話題になった音楽家。まさかの同い年だった。
なにせファルセットボイスが美しい…!
Frank OceanやJames Blakeと比較されてるようですが、たしかにR&B的な要素と声の出し方が似てるかも。
41. 蓮沼執太フィル「アントロポセン」
蓮沼執太が率いる総勢16人の音楽家による楽団。フィル名義では2枚目のアルバム。
多種多様な楽器のアンサンブルと男女混成のボーカル。その間を自在に飛び回る環ROYのラップがカッコ良い。
今年の「森、道、市場」でライブも観ました。天気の良い日中の野外とは相性抜群でした。
蓮沼執太フィル / Juxtaposition with Tokyo【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
40. JYOCHO「美しい終末サイクル」
ex.宇宙コンビニのだいじろーのソロプロジェクトとしてスタート(いまはメンバーが固まりバンド化)したJYOCHOの1stアルバム。
宇宙コンビニの時からのバカテクのタッピング奏法は健在。フルートの音色が特徴的でマスロック調なのに圧倒的に爽やか。トクマルシューゴに近いものを感じます。
(ちなみに京都のバンドです。)
JYOCHO『つづくいのち』(Official Music Video) / 『circle of life』
39. カネコアヤノ「祝祭」
横浜出身の女性SSW。音楽活動は杉並区あたりでやっていたことが多かったらしく、僕の家の近所の老舗喫茶店でバイトしていたらしい。(「さよーならあなた」という曲のMVに出てきます。)
はっぴいえんどの影響を感じるノスタルジックなフォークロックで、見た目はなんとなくおっとりしてそうだけど、ステージに立つと逞しく歌ってる姿がカッコ良い。
ファンの人に怒られそうでこれまで言わなかったんですが、歌声がたまに’’クレヨンしんちゃん’’に聴こえる瞬間がある。
これ、自分だけかとTwitterで調べたら同じ気持ちの人けっこういて安心した。笑
38. 羊文学「若者たちへ」
東京都、下北沢を中心に活動する3ピースバンド。クールなイメージがもともとあって、アルバム通してはやっぱりその印象の通り。「ドラマ」という曲カッコいい。
「天国」みたいなちょっとコミカルな曲も歌ったりするのが意外だった。
羊文学 "天気予報"(Official Music Video)
37. くるり「ソングライン」
また来ました京都を代表するバンド、くるり。
ここ数年、目まぐるしい転調の曲やらラップやらで攻めてたところからまた優しい歌モノに戻ってきた気がする。
「その線は水平線」のイントロがとにかく最高。
36. KIRINJI「愛をあるだけ、すべて」
メジャー・デビュー20周年を飾る13thオリジナル・アルバム。
アルバム名からお洒落、サウンドはアーバンで心地よいポップス。裏腹に歌詞はちょっと現実的。ググれとかSiriとか意外なワードも出てきて面白い。
KIRINJI - 「AIの逃避行 feat. Charisma.com」 Full Size
35. Sentimental boys「Festival」
長野出身の4ピースバンド。バンド名から全開のセンチメンタル具合。
曲名も「蜻蛉になって」、「情緒」、「青春が過ぎてゆく」など。曲名からエモい。
いざ曲を聴くとミドルテンポで翳りのある優しくも切ない曲ばかりで見事にセンチメンタルな気持ちに。
Sentimental boys - 夜明けの夢 (official video)
34. MONO NO AWARE「AHA」
八丈島出身のポップバンドの2nd。「東京」など楽曲に深みが増した曲が増えた。
このバンドの言葉遊びのセンスは前作からあったけど、「轟々雷音」はいよいよ造語まで作り出したその真骨頂みたいな曲。
MONO NO AWARE "轟々雷音" (Official Music Video)
33. きのこ帝国「タイム・ラプス」
結成10周年イヤーの6thアルバム。
ボーカルの佐藤さんがインタビューで「ポップで軽やかなものを作ろうとしたら、この10年を振り返って色々な感情が起こって結果的に深みも増して、キラキラと重さの中間地点みたいな、まさにきのこ帝国っぽい作品になった」みたいなことを言っていて、それがとてもしっくりきた。
インディー時代のシューゲイズサウンドからキラキラしたポップな時代も経てベストなバランスの良曲がたくさん揃った作品。
32. the hatch「Opaque Age」
札幌出身のオルタナバンドのデビュー作。今年1番の問題作はたぶんこれ。変態ハードコア。
ボーカルがこんだけ絶叫しながら合間に不気味なトロンボーンを鳴らすスタイルが堪らない。
MVもけっこう過激なので閲覧注意!
31. STUTS「Eutopia」
星野源の「アイデア」の2番で曲のテイストがガラッと変わる時、後ろでMPCをタップしているのがこの人。さらに今年の紅白歌合戦のオープニング音楽を担当するなど、めちゃくちゃすごい人になっている。。。
アルバムを最後を飾る「Changes(feat.JJJ)」が「夜を使いはたして feat.PUNPEE」に続くアンセム的な名曲。
STUTS - Changes feat. JJJ (Official Music Video)
30. Lucky Kilimanjaro「HUG」
2014年、熊木幸丸(Vo/Sampler)を中心に結成した6ピースエレクトロポップ・バンド。
「ひとりの夜を抜け」は鮮やかなシンセサイザーのサウンドが気分をグングン高揚させるクールなダンスチューン。
Lucky Kilimanjaro「ひとりの夜を抜け」Official Music Video
29. TENDRE「NOT IN ALMIGHTY」
ベーシスト / 歌手 / 音楽家 / プロデューサー、鍵盤やサックスなども自在に演奏する
マルチプレイヤー河原太朗のソロ・プロジェクト。
Suchmosが売れ、Nulbarichが売れたのならこの人売れないとおかしい。
Petrolzの長岡亮介のような色気のある歌声もカッコいい。
TENDRE - RIDE(Official Music Video)
28. tofubeats「RUN」
初めて演奏やボーカルに客演を招かず、マスタリング以外の全編をひとりで作り上げた4thフルアルバム。「RUN」や「ふめつのこころ」などアルバムの顔となる曲から中盤のインスト楽曲を経て、「RIVER」でしっとり締める構成。
「RIVER」が沁みる。。。「ふめつのこころ」を聴くと年始に見ていたドラマ「電影少女」を思い出してこちらもエモい。
27. シャムキャッツ「Virgin Graffiti」
前作の「Friends Again」に続きシンプルな温かみのあるアンサンブルに磨きをかけた5thフルアルバム。休日にまったり聴きたい。
阿佐ヶ谷スターロードフェスティバルでボーカルの夏目さんとEMCの江本さんが2人で歌った「このままがいいね」が最高過ぎていまだにはっきり覚えている。
Siamese Cats - Escape Eve (Official Video) 2018 シャムキャッツ - 逃亡前夜
26. Bakyun the everyday「New Boys, New Girls, New City Punk」
東京を活動の拠点においている男女2人組シティパンクバンドの初の全国流通盤。
たぶんバンド名の由来はostooandelというバンドの同名楽曲からだと思う。
バンドの初期衝動と熱量が全開で一曲目からぶっ飛ばし続ける痛快なアルバム。
歌声も特徴的で声の裏返し方がジュディマリの頃のYUKIっぽい?
言葉の選び方も面白い。あとギターも上手いんだよね。
Bakyun the everyday 「TOKYO!!!」Music Video
25. MASS OF THE FERMENTING DREGS「No New World」
ベースボーカルの宮本菜津子が率いるマスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSの4thアルバム。
前作「"ゼロコンマ、色とりどりの世界"」以来8年ぶりのカムバック作!
パワフルなボーカルや、爆発力のある演奏は健在で、それでいてポップなメロディーセンスは秀逸。
MASS OF THE FERMENTING DREGS - New Order
24. Gateballers「「The all」=「Poem」」
2013年に東京で結成された4ピースバンドの2nd。
説明がとても難しい。こういう音はサイケデリックと呼んでよいのか。
サウンドが実験的で奇妙だけどちゃんと歌モノっぽいのも多い。
とにかく「イメージ」という曲が好きで、初めて聴いたのに懐かしい感じがした。これまた不思議。
Gateballers『イメージ』Music Video(2018)
23. Potomelli「Potomelli」
NYの第一線で活躍してきたジャズ・ドラマーがギターボーカルを務めるというちょっと異色な経歴のバンドのデビュー作。
AnalogfishがThe 1975サウンドで歌ってるような感じでとてもハマりました。
22. スーパーノア「素晴らしい時間」
2004年結成の4ピースバンドの3rdミニアルバム。来ました京都のバンドです。
「なつかしい気持ち」を初めて聴いた時は『うわぁ、良い曲・・・』とちょっとぐったりした。歌詞に出てくるスクールガールバイバイはNUMBER GIRLのことだろうか。
あと、一曲目の「ミラーボール」のアウトロのユニゾンもエモい。
21. Bird Bear Hare and Fish「Moon Boots」
2018年結成と言いつつ、メンバーはGalileo Galileiのメンバーとサポートギターなわけで「だったらガリレオのままやれば良かったじゃん!」と思いながら聴いたこの1st。
聴いて思ったのは、もともと高校生くらいの時から注目されていた彼らの青春時代の呪縛みたいなものからの完全な決別で、また一つ上に行ってしまったなぁという感じ。
ガリレオ時代のリスナー、頑張らないともう追い付けないところまで進んでるぞ。
Bird Bear Hare and Fish 『ページ』(Music Video)
20. The Songbards「Cages in the Room」
ビートルズフリークな神戸の4ピース。UKの偉大なバンドたちへの憧れと、音楽との向き合い方が誠実でそれがサウンドにも表れていてグッときます。
最近もう1枚EP出ましたがそっちも良かったです。
The Songbards - 太陽の憂鬱 (Official Video)
19. Official髭男dism「Stand By You」
インディーズバンド初の月9主題歌が決まりお茶の間に一気に名前が知れ渡った島根出身の4ピースバンド。今年リリースされた「ノーダウト」の収録されたアルバムではなく、こちらのミニアルバムを選びました。
バンド名とは裏腹に清潔感のあるめちゃくちゃええ声のこのバンド。
表題曲の「STAND BY YOU」も合唱必至のアンセムなんですが、「バッドフォーミー」が1番好きでかなりリピートしました。
Official髭男dism - Stand By You[Official Video]
18. Ghost like girlfriend「WITNESS」
兵庫県淡路島出身の岡林健勝によるソロ・プロジェクトGhost like girlfriendの3rdミニアルバム。
去年と今年に立て続けにEPをリリースし、来年にもEP発売が決定など楽曲制作の勢いが止まらず、かつどの作品も高品質というなかなか恐ろしい状態。しかも一人で。
17. Yogee New Waves「SPRING CAVE」
近年のシティ・ポップバンドの代表格Yogee New Waveの3rd EP。
「Blumin’ Days」がイントロのギターから完璧で、心を掴まれました。ヨギーの曲で1番好きかもしれない。春になったらまた聴きたい。音楽は魔法です。(NGワード)
Yogee New Waves / Bluemin' Days (Official MV)
16. 踊ってばかりの国「君のために生きていくね」
2015年以降相次いでオリジナルメンバーが脱退した踊ってばかりの国が、新メンバーを3人加え5人編成になってから初のニューアルバム。
下津さんの歌声の説得力は強烈で、圧倒的。「evergreen」名曲です。
一曲目から8分弱ある「Boy」はMVと合わせて観るとショートムービーのよう。
踊ってばかりの国『Boy』Music Video (2018)
15. The Wisely Brothers「YAK」
3人組ガールズバンドThe Wisely Brothersの1stアルバム。
可愛いっす。ただ、可愛いだけではもちろんない。
ボーカルの真舘さんは、影響を受けたアーティストがFrankie CosmosとThe Pastelsらしく、フランキー・コスモスなんてほぼ同世代じゃないの?と思いつつ、ゆるっとしたインディー感はここから影響受けてるのかと納得。
ボーカルの声にも特徴あるし、コーラスワークも素敵。The Letterのぎこちない英語もキュート。キキララもキュート。キュートなだけかと思いきやけっこうゴリゴリにギター歪ませたりするのも良いポイント。
The Wisely Brothers「庭をでて」【Official Music Video】
14. Chara「Baby Bump」
プロフィール的な紹介は不要かと思いますが、Charaの18枚目のアルバム。
この人もう50歳なのか、信じられねえ。
Kai Takahashi (LUCKY TAPES)、TENDRE、mabanuaなど今年個人(バンド)の活動でもアルバムをリリースするなど活躍している若手音楽家のプロデュースもあり、時代に即しながらもこの人にしか出せない世界観がはっきり提示されていて素晴らしい。
13. 崎山蒼志「いつかみた国」
AbemaTV「日村がゆく」の企画「高校生フォークソングGP」に登場し、その見た目からは想像つかない完成度の高すぎる曲を披露してあっという間にバズり、今年一番注目をさらった高校生SSW。
作品のクオリティは高校生なのに・・・なんてレベルではないし、ギター1本と歌だけでしてここまで引き込まれるのは、コードの使い方や歌い方のオリジナリティの高さによるもの。
12. 三浦大知「球体」
これまでの自分の中での印象は「めちゃくちゃ歌とダンスが上手い人」だった三浦大知。
今年、キャリアを総括するベストアルバムをリリースした後に発売された「球体」は、小室哲哉以降の安室奈美恵のプロデューサーなどでも有名なNao’ymt氏が作詞・作曲・編曲までをすべて担当した作品。今年出たアルバムの中でも群を抜いて練りに練られたコンセプチュアルな1枚。
初めて三浦大知を「聴く」という体験ができた。
三浦大知 (Daichi Miura) / NEW ALBUM「球体」(2018/7/11 ON SALE) -Teaser-
11. cero「POLY LIFE MULTI SOUL」
2004年結成の高城晶平、荒内佑、橋本翼の3人からなる東京発ポップバンド。
もう誰も到達してない領域まで完全に来ている4thアルバム。
ブラックミュージックと歌謡曲と民族音楽の融合みたいな。こんな形容の仕方で本当に良いのか俺。踊れそうで、でもリズムが掴めず踊れなさそうで、いやでもやっぱり踊れる。
cero / 魚の骨 鳥の羽根【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
10. 冬にわかれて「なんにもいらない」
寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎によるトリオ・バンドのデビューアルバム。
美しいピアノの音色と歌声にうっとりする。
普遍的で時代に左右されることのない素晴らしい曲が並んでます。こういう曲聴くと日本人で良かったなぁと思う。ハンバートハンバートとか、ユーミンとか、映画で言うとジブリみたいな、伝わってますかねこの感じ。冬が終わる前に聴いて。
9. KID FRESINO「ai qing」
MC/DJ/トラックメイカーKID FRESINOの3rdアルバム。
アルバム一曲目の「Coincidence」は今年聴いた中でもかなりの衝撃だった。
まだそんなにヒップホップへの理解は浅いですがこんなすごいアルバム出されたらさすがに評価せざるを得ないわ、という感じです。バンドサウンドだからハマるのか。
あと、スティールパンの音がほんと好きなんですよね。ゲストラッパーも大集合で豪華な作品。
KID FRESINO - Coincidence (Official Music Video)
8. ROTH BART BARON「HEX」
2008年結成の2人組バンドの3年ぶりのフルアルバム。
壮大なサウンドスケープは更にパワーアップして、シガーロスの「残響」のよう。
大きな会場の方が絶対に映えるバンドなので正しい評価を受けてもっと大きな舞台に立ってほしいと思うばかり。
ROTH BART BARON - HEX - (Official Music Video)
7. odol「往来するもの」
6人組バンドodolの3rdアルバム。
どれを聴いても一つ一つのクオリティ、芸術点が高い。
「four eyes」や「GREEN」など焦燥感のある楽曲が印象的でした。
あとこの芸術性はMVも同様で「光の中へ」の映像美は曲の魅力を倍増させてます。こんなのズルいよな〜。
odol - 光の中へ (Official Music Video)
6. Homecomings「WHALE LIVING」
きました京都のバンド!
ホームカミングス初の全編日本語詞に挑戦した3rdフルアルバム。
昔、バンアパが日本語で歌い出した時はしばらくやめてくれ~ってくらいの違和感しかなかったんですが(今は慣れた)、ホムカミの日本語詞が思った以上にしっくりきてびっくりしました。
日本語詞のせいかノスタルジックさが増して、グッドメロディー満載の作品。
Homecomings "Hull Down"(Official Music Video)
5. 中村佳穂「AINOU」
連続でランクインの京都のSSW、中村佳穂の2ndアルバム。京都ランキング1位はこの人でした。
ピアノの弾き語り曲、ジャズ、R&B、ポップなダンスチューン、更にはラップまで披露するという楽曲の幅の広さと、それを全てカバーする表現力の高さを見せつけられる凄い作品。
このアルバムの楽曲のMVがなかったので、今年観た中でもかなり好きだったこのMVを貼っておきます。
4. Analogfish「Still Life」
新譜を出す度に最高傑作が!なこのバンド。10枚目のアルバムです。
今作も円熟しまくりでアダルトな雰囲気が漂ってます。
表題曲の「静物 / Still Life」がすごい好きなんですが、途中のリフがどうしても機関車トーマスのイントロに聴こえてしまうのは僕だけなのか笑
呂布カルマをゲストに呼んだ「Pinfu」って曲もカッコいい。
Analogfish"Sophisticated Love" (Official Music Video)
3. 七尾旅人「Stray Dogs」
高知出身のSSW。デビュー20周年にして、至極のバラードのオンパレード。収録時間が77分7秒らしく、そういうところまで粋。
比較的長い曲が多いがそれを感じさせない素晴らしいメロディーセンス。びっくりするくらいどれも良い曲だった。やっぱりこの人天才だ。
七尾旅人 "きみはうつくしい" (Official Music Video)
2. Age Factory「GOLD」
奈良県出身 3人組オルタナティヴ・ロックバンドの2ndアルバム。
今この国でジャケ写のためとはいえ頭にバリカン入れられるバンドはこのバンド以外いない気がする笑
ボーカル清水エイスケの声は今の邦ロックにおいて本当に貴重な存在だなと思う。
今作で知名度を大きく上げてワンマンライブもソールドアウトになるなど確実に売れた印象。たぶんすぐに武道館クラスまで到達できる逸材なので早くそこまで連れて行ってほしい。
Age Factory "See you in my dream" (Official Music Video)
1. 折坂悠太「平成」
平成元年、鳥取生まれのシンガーソングライターの2ndアルバム。
ジャズやフォーク、ブルース、民族音楽などルーツは世界各国の音楽にあるんだろうけど、この人の音楽には「純日本」的なものを感じてしまうのは、歌謡曲や童謡など自分にとっても馴染みの深いメロディーが根底にあるからなのだろうか。平成生まれの自分にとっては、昭和以前の日本を本当の意味では知らないわけですが、折坂さんの歌には平成という枠を飛び越えて昭和どころか戦前まで想像が広がるような気さえします。
終わりゆく平成の最期に手向けられたこの素晴らしい作品に今年の年間ベストアルバム第1位というものすごく私的な範囲ですが、最大限の形で敬意を表したいと思います。
折坂悠太 - 平成 (Official Music Video)
というわけで、邦楽編50枚の紹介でした。
今回も懲りずにApple Musicに完全版プレイリストを用意しました。
なんやかんやごちゃごちゃ入れていたら150曲くらいになってます笑
(50位以下は順不同です)
こちらも良かったらチェックしてください。
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来年も色々聴いて発信できたらいいなと思います。
良いお年を。