【2018年】年間ベストアルバム50 (洋楽編)
昨年、SNSで年間ベスト9枚くらいはまとめていましたが、今年はせっかくなのでベスト50くらいまとめたい!と思い立ち、
そうなるとSNSでは情報量として多すぎるかなということで今年はブログを開設して記事にすることにしました!
50枚をまとめる作業に想像以上に時間がかかり、もうぶっちゃけ後半の順位とかそんな細かく考えていないですが
せっかくなのでカウントダウン形式で発表します!
最後までお楽しみください。
50. Courtship.「Denial in Paradise」
LAのシンセポップデュオ。爽やか。夏になったら改めて聴きたい。
「Sunroof」という曲をけっこうリピートしてました。
courtship. - Tell Me Tell Me (Official Music Video)
49. Snow Patrol「Wildness」
グラスゴー出身の5人組の7枚目のアルバム。
「Chasing Cars」という代表曲がもう10年以上前ですが海外ドラマや日本でもテラスハウスのエンディングテーマになったりしたせいでこの曲の印象が強すぎるバンド。
どっしりと力強いサウンドなんだけどちょっと儚げな印象も。ジャケが好き。
48. Rolling Blackouts Coastal Fever「Hope Downs」
オーストラリア・メルボルン出身の5人組インディーロック・バンドのデビューアルバム。
レーベルがNirvanaでもおなじみのUS名門レーベルSub Popです。
全曲通してしっかりバンドサウンドでギターロックなのが好印象です。
Rolling Blackouts Coastal Fever - Sister's Jeans [OFFICIAL VIDEO]
47. Jon Hopkins「Singularity」
高揚から平穏へ。壮大な心象風景を旅する至高のエレクトロニックサウンド。
僕の考えたコメントではなくApple Musicに書いてありました笑
こういうコメント言いたい。。。このジャケのような壮大なアルバムです。
ちなみにグラミー賞のベスト・ダンス/エレクトロニック・アルバム部門にノミネートされてます。
Jon Hopkins - Singularity (Official Video)
46. Marble Sounds「The Advice to Travel Light」
ベルギーのインディー・ポップバンドの4枚目の作品。
びっくりするくらい音楽メディアに取り上げられていないんですが、北欧的な優しくて美しいサウンドです。もっと有名になってほしい。
45. Forth Wanderes「Forth Wanderes」
ニュージャージー出身の5人組バンドのデビューアルバム。こちらもレーベルはSub Pop。
粗削りなサウンドにこの気だるいボーカルが90’sインディーっぽくて好きです。
44. Parquet Courts「Wide Awake」
今年フジロックでも来日した4人組ガレージ・パンク・バンド。
このへなちょこサウンドが癖になります。このMVもキュート。
Parquet Courts - Wide Awake (Official Video)
43. Shame「Songs of Praise」
サウス・ロンドン出身の5人組ポストパンク・バンドのデビューアルバム。
このゆる~いジャケ写とは裏腹になかなかの不良サウンドです。
まだ20歳そこそこらしくライブもエネルギッシュで見てて気持ちよい。
Shame - One Rizla (Official Video)
42. Pinegrove「Skylight」
ニュージャージーのインディロック・バンド。2016年に出た前作がめちゃくちゃ
好きなんですが、フロントマン Evan Stephens Hall が、正体不明の女性から強制わいせつを訴えられて活動休止になったりと色々と大変だった模様。
今作も僕の好きな胸をキュッと掴むようなエモさ(このエモという言葉の使い方はいつか記事にしたい)、内向的なボーカルが素晴らしいです。
Pinegrove - "Intrepid" (Official Audio)
41. Iceage「Beyondless」
音楽メディアではよく「カリスマ」と形容されるデンマークのロックバンドの4枚目。
デンマークはMewとかEfterklangみたいな北欧の繊細なポストロックみたいなイメージをしがちですが、このバンドのアンダーグラウンドな狂気性は全く違うベクトルで最高です。
なぜかスカイ・フェレイラとコラボ曲した曲もありけっこうポップ。
↓このCatch Itは後半の展開にゾクゾクします。
40. Hippo Campus「Bambi」
昨年出たアルバムが個人的には年間トップ10に入るレベルで良かった
米ミネソタ州セントポール出身の4人組インディーポップ・バンド。
間を空けずに出た新作は前作よりも全体的にクールで色気があってこれはこれでとても魅力的でした。
Hippo Campus - Bambi (Official Video)
39.
ニュージーランド出身のルーバン・ニールソンを中心に、オレゴン州ポートランドを
拠点に活動するサイケポップ・バンド。
と紹介しておきながらこのバンド、サイケなのか?ポップ?でもないような。
「Major League Chemicals」って曲はちょっとサイケっぽいかも。
曲ごとにキャラクターが変わるので形容しがたいんですがカッコいいのは間違いない。
意外にも(というと失礼だが)僕の記憶では来日公演がソールドアウトしてたはず。
Unknown Mortal Orchestra - Hunnybee (Official Video)
38. twenty one pilots「Trench」
アメリカ合衆国オハイオ州にて結成された2人組ロックバンドの5枚目。
前作「Blurryface」が全米1位など世界的に売れまくって650万セールスを記録した
アメリカではロックヒーロー的なバンドです。
曲の振れ幅が大きく、重めのロックやポップなシンセ曲やヒップホップやレゲエ
みたいな曲まである。↓に貼るJumpsuitはアルバムの始まりを飾る爆発力のある一曲。ジャケも良いね。
twenty one pilots - Jumpsuit (Official Video)
37. MGMT「Little Dark Age」
ニューヨーク、ブルックリン出身の2人組サイケデリック、ポップバンド。
僕たちはいまだに「Kids」という大名曲の呪縛から逃れることはできないわけ
なんですが、
今作はMe and Michaelみたいな80年代エレポップサウンドがあったりLittle Dark Ageのようなちょっとダークな曲があったり、
最初はそこまで良いと思えなかったんですがスルメ的な魅力がある作品な気がします。
↓まあまあ閲覧注意なWhen You DieのMVを貼りますね。
36. U.S.Girls「In a Poem Unlimited」
(ここから女性ボーカルが続きます!)
米シカゴ出身Meg RemyによるプロジェクトU.S.Girls。
何曲か80年代ディスコっぽい曲があって印象的でした。
歌声はGrimesに似ているような気がします。
このMVは世界一ダサいPVを彷彿とさせますね笑
U.S. Girls - Mad As Hell (Official Video)
35. Pale Waves「My Mind Makes Noises」
英マンチェスター出身の4人組インディー・ロックバンドのデビューアルバム。
レーベルはThe 1975と同じDirty Hits。
このいかにもゴスな見た目からは予想外にめちゃくちゃ聴きやすいキラキラしたギター&シンセポップです。
まあ売れるよね。
34. Courtney Barnett「Tell Me How You Really Feel」
オーストラリアの女性シンガーソングライターの2ndアルバム。
デビュー作が絶賛されてましたが今作も良かったです。
骨太でストレートなメロディーと低音でカッコいいボーカルなんだけどその中にちゃんとキュートさも感じます。
Courtney Barnett - Nameless, Faceless
33. AURORA「Infections Of A Different Kind – Step 1」
ノルウェーのシンガーソングライターの2ndアルバム。
のびやかで透き通る歌声はこれぞ「歌姫!」って感じで素晴らしい。
あと個人的にチャーチズのローレン的な可愛さです。
サウンド的にもチャーチズ好きにはオススメ。
AURORA - Queendom (Official Video)
32. Now, Now「Saved」
米ミネアポリスの男女インディーロック・デュオ。
最近デビューしたのかと思ってましたが6年ぶりのサードアルバムです。
全体を通してメランコリックな作品ですが、シンセやアコースティックギターの
音色が心地よさを演出しています。
4曲目のAZって曲が昨年最高だったJay Somっぽい曲でとても好き。
Now, Now - AZ (Official Music Video)
31. boygenius「boygenius」
Phoebe Bridgers、Julien Baker、Lucy DacusというUSインディーシーンの
最重要若手女性SSWが集まって完成したアルバム。
音数は最小限な分、重なる歌声の力強さに胸が打たれます。
boygenius - "Salt In The Wound" (Live at WFUV)
30. The Internet「Hive Mind」
紅一点ヴォーカル SYD THA KYD率いる米ロサンゼルス出身のメロウ・ソウル・バンド。
前作も大絶賛されてましたが今作もとにかくクール過ぎる。
ほんと、言葉が出ないんですけど『メロウでソウル』です。カッコいい!
The Internet - Come Over (Official Video)
29. Prep「Line By Line」
ロンドン出身のポップ・バンド。
アーバンでアダルトなシティ・ポップサウンド。お洒落。聴いてたらモテる。
知らない間に来日してYogee New Wavesとシティ・ポップツーマンしていた。
PREP - Don't Bring Me Down (Official Video)
28. This Will Destroy You「New Other Part Rwo」
テキサス州出身の4人組インストゥルメンタル・バンド。
Mogwai、Explosions in the Skyあたりが好きなら間違いない個人的にも大好きないわゆる「轟音ポストロック」のジャンル。
一曲目からこの音像が耳にどかどかぶっこまれてきます。
New Other Part Oneも今年リリースされているので2枚まとめてどうかヘッドホン装備の上爆音でお楽しみください。
This Will Destroy You - Sound of Your Death
27. Father John Misty「God's Favorite Customer」
米メリーランド州、ロックビル出身のシンガーソングライター、ギタリスト、ドラマー。元Fleet Foxesのドラマーとしても有名です。
昨年リリースした名作Pure Comedyから1年ちょっとでリリースした新譜ですが、一曲目からイントロのない曲が、だらりと始まります。
ジャケからも感じられる物憂げな印象は曲中にもしばしば感じられるんですがメロディー一つ一つが美しいので決して「暗いアルバム」になっていないのがすごいところ。
Father John Misty - "God's Favorite Customer" [Official Music Video]
26. Death Cab For Cutie「Thank You for Today」
アメリカ出身の5ピースロック・バンドの通算9枚目のアルバム。
今作からメンバーが2名増えた。メンバーが変わってもこれまで同様ナイーブで繊細なメロディーセンスは健在。
Ben Gibbardの歌声はなんでこんなに優しいんだろうか。
Death Cab for Cutie - "Gold Rush" (Official Video)
25. Dirty Projectors「Lamp Lit Prose」
NYブルックリンのデイヴ・ロングストレスを中心とするエクスペリメンタル・バンドの8枚目。
エクスペリメンタルバンドと言われているだけあって毎度実験的で唯一無二の特徴的な音楽を作り続けているバンドですが、
前作が攻めすぎて理解が追い付かないレベルの作品だっただけに次はどうなるんだ・・・と不安になりましたが、
今作も個性は抜群ながらポップで聴きやすい作品のように感じました。
Dirty Projectors - Break-Thru (Official Video)
24. Parcels「Percels」
オーストラリア・バイロンベイ出身の5人組ファンクポップ・グループ。
ダフトパンクが初めてプロデュースしたバンドということで注目を集めました。
聴いてわかる通り、完全に「Get Lucky」サウンドです。そりゃ良いよね。
Parcels - Tieduprightnow (Official Music Video)
23. Nine Inch Nails「Bad Witch」
今年ソニックマニアでついに観れた帝王Nine Inch Nails。
圧倒的なライブパフォーマンスに口を開けて呆然と、ただ身体は震え上がりながら
音を浴び続ける圧巻の1時間でした。
God Break Down The Doorはその中でも印象に残っている一曲。
この不気味な高揚感は危険ドラッグ的なソレです。
Nine Inch Nails - God Break Down The Door
22. Interpol「Marauder」
2000年代のポストパンク・リバイバルの代表するNY出身の3人組ロックバンド。
スタイリッシュなギターとタイトなドラムがクールでカッコいい。
何よりボーカルのポール・バンクスの耽美的な低音ボイスに痺れます。
Interpol - If You Really Love Nothing (Official Video)
21. Boy Pablo「Soy Pablo」
ノルウェー・ベルゲン出身の若手シンガーソングライター。
日本人にもウケが良さそうなグッドインディーサウンドです。
MVの低予算感がたまんないです笑
boy pablo - sick feeling (official video)
20. Louis Cole「Time」
LAを拠点に活動するマルチプレーヤー。
Flying Lotusが主宰、ThundercatやKamasi Washingtonが所属するレーベル「Brainfeeder」からリリースされた今作。
曲から受ける印象はグルービーでクールなお洒落な感じなんですが、
ライブではおちゃらけたMCにキーボードやドラムのバカテクを披露する
なかなか強烈なライブパフォーマンスだそうでこないだの来日公演に行けばよかったなーと後悔。
筋肉タイツを着てキーボードを弾く姿。シュール過ぎる。
19. Big Red Machine「Big Red Machine」
Bon Iverことことジャスティン・ヴァーノンとThe Nationalのアーロン・デスナーが
コラボするという反則級のデビューアルバム。
僕は完全にジャスティン・ヴァーノンに肩入れしているので最高以外の言葉がありません。最高。
MVが見当たらなかったのでスタジオライブ映像を。
Big Red Machine Performs 'Gratitude'
18. CHVRCHES「Love Is Dead」
グラスゴーのエレクトロポップ・バンドの3rdアルバム。
前作はバキバキなダンスエレクトロ曲も目立っていましたが今作は思い切りにポップスに振り切った作品。
またライブのアンセムが増えた。
3月に来日も決まっているので行きたい・・・。
↓この曲はMVと合わせて聴くとちょっと切なさが。
↓水曜日のカンパネラをフィーチャーした曲も
CHVRCHES「Out Of My Head feat. 水曜日のカンパネラ」
17. Albert Hammond Jr.「Francis Trouble」
アメリカのロックバンド、The Strokesのギタリストの4作目のソロアルバム。
ギターサウンドを前面に出した気持ちよい作品。
フジロックの中継で赤シャツのおじさんがノリノリでライブしてる姿にグッときました。
Albert Hammond Jr - Far Away Truths (Official Music Video)
16. Superorganism「Superorganism」
2017年結成、ロンドンを拠点にしている8人組多国籍バンドの1st。
ボーカルのオロノが日本人ということもあったり、ソフトバンクのCMにも使われたりして今年日本でも注目されまくりでした。
年齢も国籍もバラバラの8人が作るエレクトロでサイケでローファイなサウンド。
肩の力の抜けきったオロノのボーカル。フェスでビール飲みながら聴きたい。
15. Delta Sleep「Ghost City」
UKのマスロック/ポストロックバンドの2ndアルバム。
マス/ポストロックは個人的に好きなジャンルで、このバンドも例外なく技巧派、いわゆるテクいバンドなんですが、
これにプラスしてがっつり全力で歌い上げるエモいボーカルというスタイルが特徴的で
めちゃくちゃ好きです。
Delta Sleep - El Pastor (Official Video)
14. Julia Holter「Aviary」
LA出身のSSWの5作目。
一曲目から圧倒的な世界観で、こりゃすげえってなりました。どっか行っちゃう。
I Shall Love 2は後半にどんどん音が重なる展開に鳥肌モノです。
Julia Holter - I Shall Love 2 (Official Video)
13. Car Seat Headrest「Twin Fantasy」
バージニア州リーズバーグ出身のウィル・トレドによるプロジェクト。
今作は、2011年にBandcampで発表した自主制作盤を再レコーディングしたもの。
眼鏡をかけたボーカルのウィルのいかにもナードな雰囲気とローファイなサウンドが
Pavement的でどストライクに好きです。
Car Seat Headrest - "Nervous Young Inhumans"
12. Mumford & Suns「Delta」
ロンドン出身の4人組フォークロックバンドの4thアルバム。
前作でバンジョーなどのカントリーな楽器を用いた楽曲のイメージからオルタナティブロックバンド路線に変わり、3年半振りの今作。
今回もいわゆるカントリーな楽器は使用していないですが、このバンドのもつ壮大なスケール感が前面に出ています。
聴いていると、海とか山とか砂漠とか(ジャケの影響?)そういった広大な自然のイメージが脳から湧いてきます。
生命力をもらえるパワフルなバンド。来日してほしいなぁ。
Mumford & Sons - Guiding Light (Lyric Video)
11. Mitski「Be the Cowboy」
ニューヨークを拠点に活動する日本生まれ、アメリカと日本のハーフのSSW。
ミツキ・ミヤワキことMitski。
前作の楽曲「Your Best American Girl」が音楽誌で軒並み大絶賛されましたが、
今作も辛口批評でおなじみのPitchforkでなんと年間ベスト1位を獲得しました。
歌いだしから「My God, I'm so lonely」と孤独を口にし、サビで「Nobody」を繰り返し歌うこの曲はポップなダンスナンバーでありながらどこか寂しげで胸を締め付けるエモさがあります。
Superorganismのオロノもそうですが、日本人アーティストが世界で評価されるのは嬉しい限りです。
Mitski - Nobody (Official Video)
いよいよトップ10!
10. Tokyo Police Club「TPC」
カナダのポストパンク・リヴァイヴァル/インディー・ロック・バンド。
自身のバンド名を冠した6作目。
致命的にダサいバンド名で有名で、名前は知っていたけどそんなに聴いたことのなかったこのバンド。
びっくりするくらいどこのメディアでも取り上げられていない気がする今作。
たまたま知る機会があって聴いてみたら、決して新しさはないものの大好きな90年代の香りがして最高でした。駆け抜ける青春感。
9. Tom Misch「Geography」
ロンドンの若手SSWのデビューアルバム。
こんなにエロいギターを弾く23歳の若者がいてたまるか。
とにかくエロい、言い方を変えると艶やか。色気が半端ない。
それでいてこの落ち着き払った歌声。天才か。この先どうなるのか注目です。
Tom Misch - It Runs Through Me (feat. De La Soul) [Official Video]
8. Wye Oak「The Louder I Call, the Faster It Runs」
アメリカはボルティモア出身の2人組。通算5枚目で結成は2006年。
実はもう10年超えのキャリア。ながら正直今年に入るまで知りませんでした。
イントロ的な曲から始まる今作。2曲目が始まった瞬間から度肝を抜かれました。
「なんちゅう音してんだ!!これ2人組なの?!」と軽くパニック。
聴けばわかる。できれば1曲目の(Tuning)から2曲目のThe Instrumentの流れを聴いてほしい。あえてここには載せない。
Wye Oak - It Was Not Natural (Official Music Video)
7. Vulfpeck「Hill Climber」
LAのミニマル・ファンク・バンド。
ここ数年毎年のようにアルバムをリリースしてますがそのすべてが素晴らしい出来っていう恐ろしいバンド。
恐ろしいと言っていますが、一聴すればわかる誰もがにっこりしちゃう最高のノリノリサウンド。多幸感に包まれます。
年末にこのアルバムが出たせいでだいぶ固まっていたこの年間ベストのランキングが狂わされました。
VULFPECK /// Darwin Derby (feat. Theo Katzman & Antwaun Stanley)
6. Spiritualized「And Nothing Hurt」
イギリスのミュージシャン、ジェイソン・ピアースを中心とするロックバンド。
1997年にリリースした宇宙遊泳(英: Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space)という大名盤アルバムがありますが、
今作も広大な宇宙を感じさせる圧倒的な世界観を味わえます。
今年聴いたアルバムの中で最も全曲を通してコンセプトがはっきりしていて一通り聴き終わると、映画を1つ見終わったような体験が得られます。素晴らしい。
この作品に関しては必ずアルバム単位で聴いてほしい。
5. Snail Mail「Lush」
アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身のスネイル・メイルことリンジー・ジョーダン。(なんとまだ19歳!)
物憂げで陰のある歌声とメロディー。10代ならではの脆さ・不安定さを感じるメランコリックな作品ながら、
一聴した時から胸がザワザワする不思議な魅力を感じました。
今年聴いた女性SSWでは1番好きでした。
Snail Mail - "Heat Wave" (Official Video)
4. The Get Up Kids「Kicker」
アメリカのエモ・オルタナバンドの7年ぶりの新作。
僕は90’s EMOがとにかく好きなんですがThe Get Up Kidsはその代表バンドの1つです。
7年ぶりの新作ですが、もう全然青いんですよ、歳とっておじさんになっても青い。
「Maybe」でときめきました。
良い意味でとても聴きやすく難しいこと考えず、明るいメロディーなのになぜかちょっと切なくてシンプルにああ良いなぁっていうEPです。
レーベルはこれまた僕の大好きなPolyvinyl。
たぶんこの曲が曲単体では年間ベストかも。元気を貰った。
The Get Up Kids - Maybe [OFFICIAL LYRIC VIDEO]
3. Gengahr「Where Wildness Grows」
英ロンドンの4人組バンドの2nd。この声!このピッチシフターに深めのリバーブかけた印象的なギターサウンド!これぞインディーロックな感じです。
2曲目のMalloryという曲が好き過ぎて春先は毎日のように聴いていました。
全体的にキラキラしつつも眩しすぎず、ほどよくまどろんでいてずっと気持ちよく聴ける1枚です。
Gengahr - Mallory (Official Video)
2. Foxing「Nearer My God」
米セントルイスの5人組インディー、エモバンドの3rdアルバム。
元Death Cab For CutieギタリストChris Wallaがプロデュースだそうです。
音の歪みとシャウトでエモーショナルになっていく展開やファルセットボイスを重ねてドラマチックになっていく展開などどれを取っても超好みでした。
Foals的な感じでもっとデカいバンドになってほしい。
アルバムタイトルになっているNerarer My Godは英詞以外にもなぜか5カ国語の
バージョンがあり、なんと日本語版もあります。「満たされた~い」言うてます。
Foxing - "Nearer My God" (Official Audio)
これが日本語バージョン。
Foxing - "Nearer My God" (Japanese Official Audio)
そして第1位!!!
1. The 1975「A Brief Inquiry Into Online Relationships」
イギリスのマンチェスター出身の4人組オルタナティブ・ロックバンド。
デビューアルバムから全英1位など華々しいデビュー、
ルックス的な魅力もあってアイドルのような人気がありますが、
そういうのを差し置いてもこの3rdアルバムは大傑作だと思いました。
なぜか毎回付く邦題は今回もダサく、「ネット上の人間関係についての簡単な調査」というもの。邦題いる?
(ちなみに前作は「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」やかましいわ!)
話が逸れましたが、キャッチーで耳に残る曲が多数。
ギターロックもあればエレクトロなポップスもあり、アンビエント調の曲もあり、
ピアノでしっとり聴かせる曲もあり、
特に「Sincerity Is Scary」の重厚なコーラスが響くゴスペル調のバラードは溜息出るくらい「ええ曲・・・」ってなりました。ライブで観たら泣くやつだ。
2曲目の「Give Yourself a Try」の印象的なギターはJoy Divisionのオマージュですね。
きっと僕がもうちょっと英語が理解できていればこのアルバムの本当の魅力がわかる気がする。
リスナー側に欠陥があるが、それでもこの作品が素晴らしいことには違いない。
The 1975 - Give Yourself A Try
The 1975 - Sincerity Is Scary (Official Video)
というわけで洋楽年間ベスト50枚を選びました。
順位付けからブログ化までかなりの時間を要しました。こんなに大変だとは。
結果的には今年大ヒットしたドレイクも、カニエウエストも、エミネムも
その他今年かなりの数リリースされたヒップホップ系の音楽が
ほぼランクインしなかったのでやっぱりこの辺は好みで言うとあんまりなんだろうなと
改めて認識しました。
ベスト50枚はこれで終わりですが、なんと
Apple Musicに完全版を用意しました。
そちらには50位以下の良かった音楽が順不同であと80曲追加されています笑
それと、ベスト50に選んだアルバムもこのブログでYoutubeのリンク貼った曲じゃない
ものもけっこうあります。
もうちょっと色々聴いたはずだし、130曲というなんとも中途半端な数になりましたが、
ここから数を足すのも減らすのももう疲でれたのでこれで勘弁してください。
約8時間半たっぷり聴けるので帰省の際に流しっぱなしで聴いたりすると良いかも。
リンクはこちら
ちなみに邦楽版ベスト50も近日中にまとめる予定です。
間に合えば年内、間に合わなかったら年始になるかもですが、
そちらもお楽しみに!
それでは!